旅のごはん

田中屋@身延山:朝食編

田中屋@身延山:朝食編


田中屋@身延山:夕食編の続きです。

さて、朝食の前に。

身延山久遠寺では、毎朝「朝のお勤め」があるのですが、観光客も参列することができます。わたしが久遠寺に行ってみようと思ったのは、このお勤めが見たかったからなのです(お経を聞くのが好きなんです 笑)。

ただし、始まる時刻は、夏の間は朝5時半から.。早っ!早起きして行くのはなかなか大変ですよね。

で、田中屋では、これにあわせて宿泊客を車で送迎してくれるんです!

おかげで、あの287段の恐怖の階段、じゃなくて涅槃梯で早朝から息を切らすことなく、お勤めに参列することができました。

楽しかった…というと変ですが、でも楽しかった(笑)


久遠寺の朝


身延山周辺にお泊りの際には、おススメですよ!というか、これに参列しないとここに行く甲斐がないですよ!


で、朝のお勤めを終えて、帰りも迎えに来てもらって、楽々宿に戻ります。もー、何の修行にも鍛錬にもなりませんね(笑)


そして朝ごはん!
朝ごはんは精進料理ではなく、普通のメニューですが、見てくださいよ、これ!


田中屋の朝ごはん


かーわいーい!

テーブルには、夕食のおしながきとはだいぶテイストの違うメニューが添えられていました。

おはようございます(*^_^*)

なんて、顔文字付きで書かれているんですよ!

で、題して★田中屋の体に優しい朝ごはん 美味しく食べて今日も素敵な一日を!だそうです(笑)

先ほどの盛り合わせは季節のおかず9点盛りだそうで、左上から右に、

焼魚(塩鱒)
身延椎茸とひじきの旨煮
ポテトサラダ ミニトマト
湯葉のお刺身割醤油
スモーク3種 湯葉・クリームチーズ。茜マス
法蓮草と切り干し大根のナムル
玉子焼き大根染おろし
畑のお肉(大豆たんぱく質)
山くらげ 漬物 甲州小梅

こういう、ほんの一口ずつ、たくさんの味、っていうのは、主婦には喜ばれますよ~
作る大変さを知っていますからねえ。

その他、宝刀鍋 山梨の郷土料理。お味噌汁代わりにお召し上がりください

宝刀鍋


空也蒸し カニ餡と豆腐が入った優しいお味の茶碗蒸しです

空也蒸し


他に、写真はありませんが、

山梨県産の梨北米、味のり
ヨーグルト&季節のジャム

がありました。


おかず盛り合わせ


豪華なものではないのですが、とっても気分のいい、楽しい朝ごはんでした。


これはきっと、若女将のアイディアなんだろうなあと思うんですよ。

この宿のフロントの人…というか、番頭さん?と、若女将の接客は、とっても感じがいいんです。特に若女将は、おそらく都会から来た人、もしくは都会でサービス業の勉強してきた人なのではないかと思います。


ただし、それがあるからかえって問題も見えるというか。


そのお二人以外のスタッフが、私が接した人たちはみなさん田舎の一般人みたいな感じでねえ(苦笑) 少なくとも接客のプロじゃない。サービス業の経験が他にないんだろうと思います。


例えば、お客に何か質問されたときに自分がわからなければ、わかる人に聞くか、調べて折り返し伝えに行ったりしますよね。

でもこの宿の人たちは、「さあ、わかりません」で終わらせちゃうんですよ!びっくりぽんです!

あとは、食事の時間に部屋に迎えに来て、勝手に戸を開けて部屋に入ってきちゃう、とかね(苦笑)


これは、若女将は苦労しているだろうなあ…と、余計な心配をしてしまいました。


というわけで。

ちょっと誉めすぎちゃったので、書くことは一応書いておきますよ!
この宿、食事と番頭さんと若女将はすごく良いです。お部屋も、古い宿が好きな人ならそれなりに楽しめそうです。でも、それ以外には期待しないでください


ここは、恋人との旅行や親孝行の家族旅行などよりも、気心知れた友達や夫婦で、というのが良いのではないかと思います。多少のびっくりぽんは笑いとばせるような人となら、楽しく過ごせると思いますよ。ご飯はおいしいし!

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田中屋@身延山:夕食編

田中屋@身延山:夕食編


田中屋@身延山:お部屋編の続きです。

こちらに宿泊したのは久遠寺の三門に近かったため、と書きましたが、もう一つポイントがありました。

それは、田中屋は夕食に精進料理が選べたこと。

本当は旅館ではなく宿坊に泊まりたいくらいだったのですが、そういうところは不便もありますよね。なので、旅館の快適さを甘受しつつ、精進料理で「お寺にきた気分」をちょっとだけ味わおう、というわけです。やーねー、煩悩が捨てきれないわ(笑)

とはいっても、お肉や魚が一切出ない精進料理では、特に旦那には物足りないんだろうな、という懸念もあり。旦那には前もって「きっとボリュームがないからね、ものたりないからね」としつこく念を押して、夜食のおやつまで購入しておきました。


でもこれ、全くの杞憂だったんですよ~。


テーブル全体


着席した時のテーブルは、こんな感じ。

いま改めてみると、火を使うお料理が二つあったんですね。そこからしてちょっと贅沢だわ。


では、ずらずらとお食事の内容をご紹介していきましょう。


前菜:二色菊と胡桃の和え物

二色菊と胡桃の和え物


いきなりなんですが、これが、めっちゃくちゃ好みの味だったんです(笑)

食用菊は東北では割とよく食べるのですが、この味付けは、田舎味(おい)とは違って、ちょっと甘めで上品で。

いやーー、これでいきなり唸りました(笑) あ、旦那はこれにはそれほど反応していなかったも。やっぱり菊を食べる習慣がなかったからかな…


向付:身延湯葉の刺身

身延湯葉の刺身


これもねー、見てくださいよ、この見た目の美しさ。生湯葉が豆乳に浸っているんですが、湯葉がおいしいんですよ~。無花果やクコの実の色も鮮やかで、見てよし、食べてよし…

あれ、なんか私、太鼓持ちみたいになっちゃってますけど、ホントに口にあったんです。この最初の二皿でやられました(笑)


煮物:飛龍頭 銀杏田舎煮 茄子の焼き浸し

飛龍頭 銀杏田舎煮 茄子の焼き浸し


これも茄子の焼き浸しが特においしくて、家でも真似をして作っています。


台物:炙り豆腐の棒葉焼き

炙り豆腐の棒葉焼き


んー、この時もっとも印象に残らなかったのが、これかな(笑)

棒葉焼きに食傷気味であることと、ボリューム感を出すための一品だと思うのですが、若くないのでこういうのにはそれほど魅力は感じないかな。でもこういうものがないと、男性には物足りないかもしれませんね。


鍋物:身延湯葉しずく鍋

身延湯葉しずく鍋


これは冒頭の写真にもあるお鍋のアップですが、湯葉に大豆!大豆に大豆!大豆天国というか大豆地獄というか…ん?お寺の近くだから大豆極楽?(笑) 

大豆に大豆でこれはどうかと思ったのですが、食べてみたらおいしかったですよ!


洋皿:身延湯葉のグラタン

身延湯葉のグラタン


グラタン?

確かこれは、豆乳のクリームが湯葉で巻かれて春巻きのように揚げられたものでした。

グラタンの定義って何なんだろう…という一品でしたが、おいしかったから、まあいいや(笑)


酢物:白菜白煮 薩摩芋 蛇腹胡瓜の梅肉酢掛け

白菜白煮 薩摩芋 蛇腹胡瓜の梅肉酢掛け


ちょっとした一皿ですが、なんかこう…写真を見ていて、どれも「あっ、これおいしかった!」となるんです。ホント、ここのお料理はどれもおいしかったなあ。


御飯物:栗稲荷寿司

栗稲荷寿司


実はこれだけは、旦那に不評でした。

どう不評なのかというと、おいしくなかったわけではないんです。「こういうのが出るんだったら最初から言ってくれれば良かったのに」だそうで(笑 でも、おしながきにはちゃんと書いてましたけどね)

旦那はいつも、食事の最後に出てくる白米のおかずにと、味が濃いめの料理を少し残しておくのです。でもこれなら必要ないですもんね!


あとは、香の物と留椀、そして

水菓子:葡萄ゼリー 巨砲…と書かれていましたが、

水菓子

梨も乗ってました。


とまあ、精進料理の夕食はこんな感じ。もう、超満足

他のお客さんのテーブルに運ばれていた普通のお料理もおいしそうでしたが、この時は精進料理で大正解だったと思っています。普通の旅館で精進料理は、あまり食べる機会がないですもんね。

旦那も「精進料理でも、こんなに満足できるんだねえ…」と驚いていました。

そして私は、これ以来湯葉が大好きになってしまいました!ホント、煩悩が捨てきれないわ(笑)


では、次回は朝食の話です。

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湯之島館@下呂温泉:温泉と朝食編

揃えられた草履


湯之島館@下呂温泉:夕食編からの続きです。


冒頭の写真は、早朝、窓から下を見たときに見えたもの。

下の部屋の縁側に、草履がいくつも並んでいました。
なんだか懐かしい光景だなあ…


さて、温泉旅館に泊まるときには、チェックイン後すぐと、早朝の入浴が欠かせません。

特に早朝は、まだ人が少ないので、貸切状態のことがあるんですよ~
といっても、皆さん同じように思うのか、夜よりもよほど混んでいる場合もありますけどね(笑)


湯之島館には大きな大浴場と露天風呂があります。

温泉の大浴場って、よほどタイミングが良くなければ写真が撮れないんですよね… ということで、写真は公式HPからお借りしました。


大浴場広々~


大浴場、広々として気持ちいい。
このときはまだ人も少なく、いっそう広々と感じました。

ただね。

この時にいた数人が、皆さん中国語圏の方だったんです。

広東語ではなく普通話(北京語)のようだったので、香港ではないようです。中国北部か、ひょっとすると台湾かも?
どちらかはわかりませんが、皆さんグループのようで。

その場にいる日本人は、どうやら私一人。日本にいながら、なんというアウェイ感。


実は私、普段はインバウンドの受け入れが多い温泉宿は避けていたんですよね… 

というのも、ほら、中国人のお客さんが温泉でとんでもないことをする、という話がありますよね…。書くのがはばかられるので控えますが、そんな場に出くわしたらトラウマになってしまいそうな。


でも。

このときのお客さんたちは、時折する会話の声は大き目ではありましたが、皆さん比較的静かにお湯を楽しんでいます。

それに、どうもこちらの様子を覗っているようなんです。

大浴場の浴槽のまん中に、大きなモニュメントのような吐水口があるのですが(写真参照)、私が彼女たちの後から浴槽に入ったとき、私はお互いに姿が見えないように、吐水口を挟んで反対側に座ったのです。

なぜかというと、外国の人はこういう場を恥ずかしがると聞きますし、特にわざわざ早朝に入浴しているのは、日本人が少ない時間帯を選んだのかなあ、と思いまして。


すると、露天風呂に入ったときに、ちょっと面白いことがありました。


露天風呂が気持ちいい


(露天風呂はこちら↑。空が広く見渡せて、こちらも気持ちいいですよ~)

露天風呂は、私の方が先に入っていたのですが、先ほど大浴場で居合わせた女性が後からやってきました。そして、キョロキョロしながら私が見えない岩陰を探し、そこに静かに座ったのです。

つまりその女性はおそらく、私の意図を理解して、その真似をしたのでしょう。


それを見て、あっ、と思いました。

それが日本のマナーだと思ったんだな、と。そして、日本のマナーを身につけようと周りを観察しているんだな、と。


中国からのインバウンドといっても色々な方がいますし、わざわざ下呂温泉までやってくるということは、おそらく日本旅行は初めてではないのでしょう。そういう中には、日本のマナーや習慣を意識している人も多いのだろうと思います。

こういう人たちなら、どんどん日本に来てほしいなあ、と。

それに、温泉で粗相をする人たちに関しても、事前にガイドなり旅行会社なりが事前にしっかりレクチャーしていれば、ある程度防げることだと思うんですよね。(といっても、まあ、限界はありそうですが…)


あまり偏見を持っちゃだめだなあ、とか、今日本人が中国人旅行者に感じているようなことを、昔はフランス人が日本人旅行者に感じていたんだろうなあ、とか(今もらしいですけど!)、いろいろ反省しました。

彼女たちは温泉を十分楽しめたのかな?

ええと、温泉ではなくインバウンドの話が長くなってしまいましたが、朝湯の後は朝食です!


湯之島館の朝食


朝食は部屋ではなく、朝食会場でいただきます。

おしながきはありませんが、公式サイトには一例として

朝のジュース
本日の小鉢3種
温泉玉子
寄せ豆腐 生姜餡かけ
本日の焼き魚
朴葉味噌
ご飯(飛騨産こしひかり)、お椀
梅干、香の物
ヨーグルト、果物

とありました。


ごはんのおとも


まあ、惣菜やお新香類、サラダなどがちょこちょこと。いかにも旅館の朝ごはんっぽいですね。


サラダとお新香


それに、よせ豆腐がおいしかったです。


よせ豆腐のあんかけ


そして、お魚の朴葉焼き。


鱒?の朴葉焼き


これは鱒だったのかな、鮭だったのかな、定かではありませんが、朴葉焼は、飛騨牛と同じく「これがなくちゃ」的なメニューですよね。


食事はすばらしい!というほどではありませんが、悪くなかったんじゃないかなあ。

だってこれで、鳩山荘松庵よりずっと安かったんですよ!


ゴージャスとかモダンとかいう類の宿ではありませんが、面白い宿だったなあ、という印象が強く残っています。


貸切風呂の廊下のタイル


おまけの写真↑ 使うところがなかったので(笑)

これは、貸切風呂の廊下のタイルです。こういうテイストが好きな人は、行ってみてくださいね!


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鳩山荘松庵@館山:朝食編

鳩山荘松庵@館山:朝食編


鳩山荘松庵@館山:夕食編の続き。鳩山荘松庵の朝ごはんです。

こちらの宿の朝食は、デフォルトでは洋食のバイキングになっているのですが、和食に変更することもできます。ただし、プラス1,000円がかかるのですが。

宿の公式HPによると、洋朝食は1,500円、和朝食は2,500円ということになっているようです。

で、和朝食のイメージはこんな写真。


和朝食のイメージ


なかなかステキでしょ?食べてみたくなるでしょ?

ウチは旦那が洋食(というか、朝食につきものの卵料理)が好きではないので、旦那の分だけ和食に、とチェックイン時にお願いしました。

するとフロントの人は、洋食と和食は会場が違うので、別にすると食事が一緒にできないこと、また和食は料金が加算されることを、かすかに困ったような表情を浮かべつつ説明してきました。

で、じゃあ、二つとも和食で、というと、さらに困ったような(苦笑)

その時には気にもとめなかったのですが、朝、朝食会場に行って困惑の理由がわかりました。

まず、和食を頼んでいたのは私たちだけ。洋食とは別の会場(夕食と同じ場所)が、私たちのためだけに開かれたようなのです。といっても、私たちが座る席以外は閉店後の居酒屋みたいな状態だったので、会場の準備が大変ということもなかったでしょうけれど。

ただ、内容が。


これが実際の朝食です


うん。

こういうことなら、フロントの人も困惑するよね。

実物とイメージ写真が違いすぎる。


この日のメニューは文化さば、玉子焼き(おそらく業務用市販品)、納豆、海苔、ご飯、お味噌汁、お新香、ヨーグルト。

そのほか、上の写真には写っていませんが、グリーンサラダと、揚げだし豆腐、イカのお刺身。


揚げだし豆腐


揚げだし豆腐は、おいしくないわけではないのですが、ちゃんと作った感じがしない。業務用の市販品か、夜のうちに揚げておいたものに、汁をかけただけでしょう。


イカのお刺身


イカのお刺身は、私は食べませんでしたが、旦那曰く、前日の残りかも?と。

うーん。

このイメージ写真↓はいったい何だったのか


和朝食のイメージ


このイメージ写真の通りならプラス1,000円出してもいいと思ったのですが、実際の朝食は、プラス1,000円どころか…ビジネスホテルの無料朝食のほうが、期待しない分だけいい、というか。

これまでいろいろ書いた他のことは仕方ないとしても、これはない
これなら、和朝食は日によって出来ない、ということにしたほうが、まだいいと思うんだけどな。しかも、朝食に2,500円なんて金額をつけておくと、期待しちゃうんですよね。


ということで、朝食がこの宿のビックリ大賞でした。

ただ、朝食を給仕してくれた女性がとても感じのいい人だったので、それが救いだったかな。
でもそれだけに、その女性が気の毒だなあ、と思ってしまいました。もし毎度こんな状態なら、きっと文句を言う人もいるでしょう。


この宿全体にいえるガッカリポイントは、手をかけていないことが見えてしまうんですよね。あと、経費節減と(笑)

個々のガッカリポイントを列挙しようかと思いましたが、全部書くのは大変だし(笑)、行ってからのお楽しみ(?)ということで。


いずれにしても、しつこいようですが、サービスが宿泊代に見合っていない。GWに一人30,000円以上出してこのサービスだったら、ちょっと怒っちゃうよ!?と思います。

じゃあいくらなら納得できるのか、私の勝手な相場観でいいますと、うーん…一人12,000円がいいところかなあ。
ただし大部分は部屋から海が一望できるという立地代ですが。

ちなみに、後でわかったのですが、私たちが宿泊した日、同じプランで当日予約の宿泊費は12,500円(税別)でした。まあそれが本来の価格ってことだよねえ…


そんなわけで、鳩山荘松庵は鳩山家の別荘跡地であることはほとんど関係のない宿でした。

鳩山一族の皆さんも、ロビーに書を飾っているくらいですから、この宿を悪くは思っていないんでしょうけれど…
それも友愛の精神、なのかなあ??


あ、でも、眺めは良いですよ!急に休みが取れた日に当日予約の空きがあれば、行ってみても良いのではないでしょうか。

以上、今回は大変辛口で失礼しました。
でもさー、期待が大きすぎると落胆も大きくなっちゃうから(体験談)、過剰な期待はせずに行くといいと思う!


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鳩山荘松庵@館山:夕食編

鳩山荘松庵@館山:夕食編


鳩山荘松庵@館山:施設編
の続きです。


前記の通り鳩山荘松庵は、そうリーズナブルな宿ではありません。でもその割に、設備はあまり豪華でもない…

ということは、食事がよほどいいのかな?と希望的観測をしてみたり。

もともと、宿の情報をあちこち見ていたときに鳩山荘が目にとまったのは、ウェブサイトの食事の写真が良かったからでもあるんですよね↓


漁師会席のイメージ写真


今回のプラン、漁師会席のイメージ写真はこんな感じで、かなり良さそう。海の幸が好きな旦那は、宿につく前は非常に期待していました。


で、食事の時間。和モダンなようなファミレスチックなような食事処に行くと、すでに前菜が用意されていました。


Hato_13


パッと見たところ、器はイメージ写真と同じような感じですが…中身の雰囲気が違う、かな。

「四季いろいろ」ということですが、なぜかサツマイモや、しそ味噌(東北の田舎でよく出ますね)、大根とにんじんのなます…とか。今の季節と関係ないような。

アランチーニに至っては日本ですらない(笑) まあでも、少しずついろいろな器があると、テーブルが華やぎますよね。


続いて、お造り。


お造り


珍しいなと思ったのはタカベのお刺身でしょうか。タカベは個人的には焼き魚のイメージがありますが、高級魚だそうで。でもお刺身は、ぷにゃっと柔らかかったな…。

房総はそろそろアジが旬かと思ったのですが、アジはお造りにはありません。きっと「なめろう」か「さんが焼き」で出てくるのだろうと勝手に期待。

ちなみに海老はボイルでした。ビックリ!


今回一番おいしかったのは、なぜか茄子の鉄砲焼きでした(笑 海にも季節にも関係ない)。


茄子の鉄砲焼き


でもこれ、多分業務用の既製品じゃないかな… おいしかったですけどね。


揚げ物は天ぷら。


天ぷら


海老と茄子とあしたばです。

うーん…こうやってあらためて内容を見ると、全体的に海に関係ないものが多いような。


そして、今回一番びっくりしたのが、期待していたアジのさんが焼きでした。

なにがビックリって、見たことがないくらい小さかった(笑)


さんが焼き


これ、よくある小さめの陶板なのですが、焼く前にふたを開けてみたら、真ん中にバターがドンとあって、そのわきに、小さい小さいさんが焼き(の元)が。

これ、ウチで作るときの3分の1以下の大きさです。


さんが焼き、お皿にうつす(笑)


あまりにも絵にならないので、小皿に移して再撮影(笑)

これを見て、さんが焼きってホントはこんなに小さいものなのかな?と、自分の常識を疑いましたが、よく考えると私が初めてさんが焼きを食べたのは、同じ館山の定食屋さんで、私はそこのをまねて作るようになったのです。
その後も何度か外で食べましたが、こんなサイズは見たことがない。

ってことは、やっぱりこれが小さいんですよね…。もうちょっとボリュームがほしかったなあ。

あ、小さいけれど、味はおいしかったです。焼き加減を自分で調整できるのは良いですね。ただ、バターじゃないほうがいいかな…(陶板で焼く事情かもしれませんね)


そして、ご飯は漬けマグロのせ。


漬けマグロのせ


漬けマグロは好きなので嬉しいですが、旦那は「マグロ、3枚だけ?」と不満そうでした。私は、これは頑張っていると思うけどな?ただ、味が妙に甘かった…

汁物のつみれ汁はおいしかったです。


がんばってないのはこれ。デザートです。


デザートっていうか…


おなじみのフルーツが一口ずつ、剥かれてでてきただけでした。 しかも酸っぱい!(笑)

これはちょっとなあ。もうちょっと、飾り気があってもいいような。


何も知らなければ、まあこんなものなのかな?と思うところですが、何しろイメージ写真がねえ。

と、改めて見比べてみると、


もう一度イメージ写真


一品ずつの内容や量はさておき、品数が違う。

上の写真のピンクの↑に該当するもの(焼き物)が、今回は出ていないんです。(さんが焼き?だとすると、今回は小鍋を使うものが出ていないことに)

実は、写真を見たときからこの焼き物が一体何なのかが気になっていたので、余計にひっかかる。
品数が違うなら、イメージ写真なんて出さないほうが良いんじゃないのかなあ。


で、最後に。

食事を終えたとき、「お夜食にどうぞ」と渡されたのが、これ。


夜食の稲荷ずし


お稲荷さん。

これが一品足りない分ってことなのかなあ。

こういうサービス、他の宿でも受けたことがありました(その時はちゃんとした押し寿司でした)。この一品でサービスしている感は演出できますが…でもお稲荷さんって原価が低いんですよね。

ちょっと、ごまかされた気がしなくもない。


とまあ、そんな感じで。

夕食も、特に悪いというわけではないのですが、宿泊費に見合った内容かといわれれば、んーーー…、となるような。

「現場で手をかけている感じ」があまりしない食事でした。

これも効率化なのかなあ…


この次は朝食編です!この朝食が、今回のビックリ大賞でしたよ(笑)


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奈良の話

今回は備忘録というかそれにさえなっていないというか…なのですが、まあメモ書きということで。奈良に行った時の話です。


東大寺の鹿


奈良に行ったのは2014年の夏の話でしたが、高校で修学旅行がなかった私は(東北の進学校は、なぜか修学旅行がない)奈良をちゃんと旅行するのはこの時が初めてだったのです。

やーー、楽しかったなあ。


長谷寺良かった


夏の暑い時期だったせいか、寺社は比較的どこも空いていて、静かに拝観することができました。

ただ、肝心の仏像はたいてい撮影禁止なので、素敵な仏像も写真に残せないのが残念。


そしてもう一つ奈良で残念なのが、食事の選択肢が少ないこと…特に夕食には困りました!店が閉まるのが早すぎる!


奈良では珍しいおしゃれ和カフェ


このとき奈良で入った中で唯一の「女子向けカフェ」が上の写真。確か「カナカナ」だったかな?町家を改装したカフェで、なかなか良かったです。

おしゃれカフェもはんなり和食店も豊富な京都とは、そういうところが違うんだなあ…


わらび餅


でも、わらび餅は京都よりおいしかった、気がする。暑かったせいもあるのかな。

このわらび餅、繁華街の和菓子屋さんの店頭で買い、ホテルで食べたのですが、おいしかったなあ~ にゃ~っと柔らかくて、でもプニプニと弾力があって。

あ、奈良には超有名なわらび餅のお店があるそうですが、そこではないんです。普通の和菓子屋さんのもの。
ということは、奈良はわらび餅のレベルが高いのかなあ…


実はこのとき、他の有名和菓子屋さんの高級和菓子も買って食べたのです。


有名店の高級和菓子


が、実はこれ、ほとんど覚えていないんです。記憶がわらび餅に持っていかれたようで(ただ、おいしいけどやたらと高いお菓子だと思った記憶はある 笑)。


160310_nara_6


ちなみに初めて見た廬舎那仏(いわゆる奈良の大仏)はあまりに大きくて、なんかこう…仏像を超越した存在、でした(笑)

右手の施無畏印は、「心配いらないよ」という意味のポーズです。写っていない左手は「願いをかなえますよ」という意味の与願印。

つまり「心配はいらんよ、願いをかなえてあげるよ」と言っているんですよ、あの大きな大仏様が!(大きな大仏って変な言い方?)


あー、また奈良に行きたいなあ。

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一人でかき鍋クルーズ!@塩釜~松島(後編)

火を入れる前のかき鍋


一人でかき鍋クルーズ!@塩釜~松島(前編)
の続きです。

かきフライと鍋で盛り上がる乗客を乗せ、船は静かに塩釜港を出港しました。

かき鍋クルーズでデフォルトで出てくるのは、かき鍋、かきフライ、かき酢、お新香、ご飯、果物(みかん)。ご飯以外はあらかじめ席にセッティングされていて、鍋の途中でご飯が出てきます。ご飯は食べ放題なので、白米として食べてもいいし、鍋の後に入れておじやにしてもいいそう。そのほかお酒や飲み物は追加で注文します。


で、前編でも登場したかきフライですが。


かきフライがすんごい旨いのよ


前にこちら(仙台のオイスターバーの話)でも書きましたが、私は普段、かきフライはほとんど食べません。特に嫌いではありませんが、特段好きでもない、というか。苦みがあるのは良いとして、ちょっと生臭く感じることが多い気がするんですよね。あとは年齢的に、揚げ物は好んで食べませんし。


でもねーーー、

このかきフライ、めっちゃくちゃおいしかったんですよ!


ほくほくプリプリのカキフライ


こういう食事の場合、かきフライはボリュームを出すための若い人向けの(要は油っぽい)一皿なんだろうなあ、と勝手に思っていたのですが、全然そうじゃないんです。

衣が薄くサクッと揚がっていて、中のカキはほくほくプリプリ!で、全く苦くも生臭くもない。非常にミルキー。


えええー、これ、私が知っているかきフライと違う!すんごいおいしい!かきフライってこんなにおいしいものなの!?

一口食べたとき、多分私の目は驚きと感動でまん丸になっていたと思います…席が最前列でよかった(人に見られないので 笑)

かき小屋でかきを食べたときも同じように驚きましたから、鮮度が良いおかげなんですかねえ… しかも、冷めてもべちょっとならないんです。いやー、かきフライのイメージが変わったわ~


で、小鉢で出てきたかき酢も、意外なほどおいしかったです。


かき酢


小さめのカキですが、味が凝縮されたような感じ。甘味噌の味もあっています。これはお酒を飲む人によさそう。といいつつ、飲まない私もおいしくいただきましたけど(笑)

なんだ、かきフライとかき酢は鍋のついでと思っていたのに、こういうのも十分おいしいじゃないの!かき自体がおいしいからなんだろうなあ。


とかなんとか、サイドディッシュを楽しんでいるうちに、気がついたら肝心のかき鍋が沸騰し、ヤカンのように蒸気を噴出していました!他のテーブルの鍋はまだまだのようでしたが、お鍋が小さい一人客(私)の場合、出来上がりも早いようで…


かき鍋オープン!


味噌仕立てなので、ごぼごぼ吹いたことで味噌のつぶつぶが飛び散って、見た目はちょっと残念な感じ。でもこれも、さすがにおいしかったなあ。


かき鍋アップ


どこかに土手鍋と紹介されていたのですが、土手鍋(鍋に味噌を塗りつけたもの)ではなかったような。しかも、味はむしろあっさり目。お鍋はしょうゆのほうが好きな私には、ちょうどいい塩梅です。

鍋の具材は、かきが9個に、しいたけ、かまぼこ、しらたき、春菊、白菜、ねぎ、えのき、お豆腐。あとは好みで最後にご飯を入れておじやにします。一人鍋だともっと寂しい感じかなと思っていましたが、なかなかのボリュームです!

かき小屋は蒸し焼きのカキをそれこそたらふく食べられますが、かき鍋クルーズは色々な味で楽しめるのが良いですね!いやー、今回もかきを堪能できたなあ…


鍋からとりわけたカキ


しかし、毎度思いますが、カキをおいしそうに写すのは難しい(苦笑)


あ、そうそう、このクルーズは基本的に遊覧コースですから、前回と同じように、見どころで音声ガイドが入るんです。

でも、鍋をつつきながら歓談する皆様の声に、その音声はかき消され(笑) もう、完全に単なる移動鍋の会です(笑)


ただし、このクルーズを利用した人は、帰りの遊覧船(食事はないです)に無料で乗れるんです!だから行きは思う存分食べて、帰りにゆっくり見どころを見る、ということもできるようですよ。


それに、通り過ぎていく風景をちょっと楽しむという程度のゆるさも、まあそれはそれで悪くないかなあ(笑)


松島の風景


今回意外な面白さを発揮していたのは、お土産屋さんのおばちゃんでした。この方、しゃべりが異常に上手で、出港時から綾小路みまろばりのトークで船内を沸かせていたのですが、途中からは音声テープを止めて見どころの生紹介までしていました(笑)。 まあ、多分はじめからその予定だったのでしょうけれど、芸達者な人で面白かったですよ!

おばちゃんが生で紹介しているときは、皆、話を聞いていました。で、お客のおばさま方も、要所要所、まるでテレビの効果音のようにどっと笑う。もはや「鍋つきトークショー」状態(笑)。


皆さん好き好きに楽しんでます


そんな感じで、本当にあっという間の1時間の船旅でした。

ちなみにこのかき鍋クルーズ、ネット予約すると3,260円なのですが、同じコースを普通に遊覧すると片道1,500円かかります。ということは、もし往復すれば3,000円。かき鍋クルーズは往復しても3,260円なので、最初から往復するつもりならかなりお得といえなくもありません。

まあ、見どころをちゃんと見ながら遊覧すれば、往復する必要もないんですけどね!


一人かき鍋


あ、肝心の、「一人鍋クルーズ」の感想ですが、私の場合、搭乗前は少々気後れしたものの、いざ乗ってみると一人であることは全く気になりませんでしたよ!席を上手に配列してくれたおかげかもしれませんし、食べたり見たりで、そんなことを気にするほど暇じゃなかったですし(笑)

「ボッチめし」なんて言葉が気になる10代の子にはお勧めしませんが、普段から一人で食事ができる人なら十分楽しめるんじゃないかな、と思います。


2015/2016年のシーズンは、残りの営業は3月11~13日の三日間で終了します。興味のある方は急いでくださいね!

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一人でかき鍋クルーズ!@塩釜~松島(前編)

一人でかき鍋クルーズ!@塩釜~松島(前編)


これまでにも何度か書いていますが、震災後、仙台に出張で訪れた際には周辺の観光地にちょこちょこと立ち寄っています

で、この冬もまたその機会に恵まれ、今回は秋保・作並温泉はどうかな…などと考えたのですが。


いや、3月11日も近いし、行くならやっぱり沿岸部かな。


となると、松島のかき小屋?
でも今回はお腹の調子があまりよくないので、あそこで一戦を交える(?)のは体力的に難しいよねえ…

とかなんとか考えているうちにふと思い出したのが、松島の冬の風物の一つ、「かき鍋クルーズ」でした。
これ、塩釜~松島間の遊覧船の中でかき鍋を食べるという、なんかちょっと欲張りすぎな感じの冬限定プランなんです。

あー、今回はそれにしようかなあ。かき鍋ならボリュームも限られているだろうし…

・・・

いや、待てよ。

一人でかき鍋クルーズする人っているの?っつうか、できるの?かき小屋でさえ、予約は2名以上からなのに。

ネットで検索すると、「一人でも予約できるそうです」という話がちらほら。しかしながら、実際に一人で体験したという話は、ない(笑)。

そりゃあねえ、旅行客でにぎわう遊覧船で一人鍋って… しかも女性一人って…よほど神経が図太くなくちゃ、もとい、おおらかじゃなくちゃ厳しいかなあ。それに、一人鍋の量ってどれくらいなのかもわかんないし、だれか体験談を…

・・・

となると、まずは自分が体験してみるしかない、のか。


ということで、「出張帰りに松島へ」シリーズ3回め。自ら「一人かき鍋クルーズ」してみることにあいりました(一体何の使命感?)。

出張帰りに松島へシリーズ初回 2回目 もご参考までに)


このかき鍋クルーズ、塩釜~松島間の遊覧船と同じ丸文松島汽船の企画です。ウェブから申し込みできますよ!

コースは塩釜発→松島着と、松島発→塩釜着がありますが、今回私が利用したのは塩釜発→松島着、11:30出港のコースです。

仙台から本塩釜のフェリー乗り場へのルートは以前もご紹介しているので、そちらを参考にしてくださいね。

当時と違うのは、仙台駅が工事中のため、よく使っていた南口のコインロッカーが撤去されていたこと、塩釜のフェリーターミナル周辺も工事中で、ちょっとわかりにくくなっていたこと。


フェリーターミナル


これ、フェリーターミナルに道が続くのかな?

以前あった復興市も、すでになくなっていました。その場所はこんな感じに。


復興市があった場所


工事のためになくなったのかな?それともどこかにちゃんとした店舗ができたのかな?いずれにしても、時間の経過をあらためて実感しました。


そして、前回の遊覧コースと大きく違うのは、お客さんの多さです!


団体客が待ってます


前回は普通の遊覧コースだったせいか、お客さんは私も含めて数組だったのですが、今回は大勢の人が待っています。

チケット売り場(ウェブで予約して当日購入します)で係の人に聞くと「今日は団体さんも入りますし、けっこう混んでますね~」とのこと。

わー、その大勢の中で、私、一人鍋するんだ… (苦笑) (でもよくよく考えると一人かき小屋よりもまだフツウかなあ)


そうこう(?)するうち、搭乗時刻が近づいてきました!

今回かき鍋クルーズに使われるのは、この船、第三芭蕉丸です。


かき鍋クルーザー


テーブルが供えられた船で、いわばかき鍋クルーザー?(そんな呼び方しませんよ!)

搭乗時間になるとお客さんがぞろぞろとこの船に向かい、入り口で自分の席の位置を教えてもらって船内に入ります。


で、今回やはり、一人客は私だけのようで(汗)

大勢の中で一人鍋の客。いったいどんな席になっているのかと思いきや、船の最前列、2,3人掛けの小さなテーブル席を一人で使うようにセッティングされていました。(冒頭の写真参照)

あ、これなら一人でも周りの目が気にならないし、前が見渡せて眺めも良い感じ。一人もなかなか悪くないなあ…


後ろを振り返ると、船内の様子はこんな感じです。


かき鍋クルーザー内


まだ写真手前のテーブルの団体さんは来ていませんが、個人予約は3,4人できている年配の女性客が多いようです。皆さん楽しげに談笑していました。こういう雰囲気、旅気分が盛り上がって良いですね!


大体の人が席についたころ、係の人が「カキフライは揚げたてなので、温かいうちに食べてくださいね~」と皆に呼びかけました。


揚げたてのかきフライ


その声に 「わー、嬉しいー!」とか「ホントだ、アツアツだ!」などとざわめく船内(笑)

やがて係の人が各テーブルを回りながら鍋にだし汁を注ぎ、コンロに火をつけて。これで鍋気分が一気に盛り上がります…まだ出港前なんですけどね。

こうしてなし崩し的に(笑)、出港前にお食事タイムが始まりました。もう誰も、いつ出港したかなんて気にしてなかったんじゃないかなあ。


肝心の鍋の詳細は次回

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積善館@四万温泉の朝ごはんと諸々の話

積善館@四万温泉の夕ごはんの続きです。

あ、朝ごはんの前に、夜の話。

この宿、休日は若いお客さんが多いせいか、夜も騒々しくなることが多いようで、私たちが泊まった日も近くの部屋の若い夫婦?カップル?の女性が深夜まで奇声をあげて騒いでいました。たぶん酔っ払いでしょうね。うギャーッとか、ホントに奇声なんです。うるさくて眠れないっつーの


で、朝ごはん。これもラウンジでいただきます。


積善館@四万温泉の朝ごはん


取り立てて変わったところのない、「旅館の正しい朝ごはん」的な内容ですが、温泉のお湯を使ったお粥がおいしかったなあ。


温泉粥


あ、そうそう、この温泉は飲用できるんですよ!特におなかの調子が良くない人に効果があるそうです。


この朝食でもうひとつ特筆すべきは、おばあちゃん。たぶん社長さんのお母さん(大女将)なのでしょう、かわいらしいおばあちゃんが、客のテーブルを一つ一つ回りながらお茶をいれてくれるんです。

くっそー!卑怯だぞ!私はおじいちゃんおばあちゃんに弱いので、昨日眠れなかったことや色々な不満がすべて「ま、いっか」となってしまうじゃないの!(笑)(でもここに書くけど)


そして朝食の後は、貸切風呂にGO!

早朝にまず大浴場に行き、さらにチェックアウト前に、もう一度のんびりお風呂です。有料で要予約ですが、半露天になっていて気持ちよかったですよ。(ちなみに無料の家族風呂もありますが、いつも使用中で入れませんでした!)


貸切風呂


ただこの有料のお風呂、貸切風呂が二つ隣り合わせになっているので、隣の人の会話が結構聞こえます。で、このときもまたヤンキー風の女性の声が騒がしくてね~(苦笑)

まあこういうのは、他にどんなお客さんが泊まっているかによってあたりはずれがありますよね。ただ休日は若い人(というか騒がしい人)が多いようなので、静かに過ごしたい人は、できれば平日に泊まったほうがいいかもしれません。


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さて、これまで宿について色々書きましたが、最後に四万温泉の話。

ここ、ある程度知名度の高い温泉地だと思いますが、いわゆる「温泉街」的な賑わいがほとんどないんです。


四万温泉の繁華街?


チェックアウトした後周辺をぐるっと散歩したのですが、開いているお店が少ない!でもお客さんは結構いるようで、皆さん時間つぶしに困って途方にくれているようでした。

でもね、ここ、レトロっぽく写真を撮ろうと思うと、それなりに雰囲気が出る。そこがまた問題(?)というか。


レトロっぽくて、絵になっちゃうのよね


何が問題って、写真の印象と実態のギャップが大きすぎる

カメラを首から下げている若い女の子たちを何人も見ましたが、彼女たちはきっとステキ写真をとってSNSなどにアップするのでしょう。そうすると、それを見て「わあ、ステキ!」「ジブリっぽい!」と訪れる若い人も出てくるわけで。

すると、この温泉地(と、本来の湯治場的ポジション)と、訪れる若い人の間でさまざまなギャップが…
(そして宿で大騒ぎする人たち続出、ということに)


レトロなお店


写真が好きな人の多くは、見たものをそのまま撮るのではなく自分のイメージに合うものを選んで撮るでしょ?そしてここは、「レトロな温泉地のイメージ」という目的に合うものを見つけ、そのように撮れてしまう場所なのです。

でも実際は、そういう写真のイメージとはだいぶ違いますから!。私は常々「写真は嘘つき」と思っていますが、今回ほど実感したことはない(笑)


四万温泉の川沿い


とはいえ、鄙びた温泉地でのんびりしたい人には、お湯も良いですし、いいのではないかと思います。ただし平日ね!休日は若者が多くてにぎやかになるので!


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積善館@四万温泉の夕ごはん

ジブリ映画のモデルになった宿?積善館@四万温泉の続きです。


私たちが泊まったのは積善館の中で真ん中のランクに位置する「山荘」ですが、食事はより高級なエリア「佳松亭」のラウンジで取ることになります。

この佳松亭、昭和(民宿)的な山荘とは違って近代的な旅館になっていまして、高級感があるのですが、一方で積善館のイメージのレトロ感はまるでありません

ここでいただく食事もそんな感じで「こぎれいな旅館のお夕食」といった感じでした。


では、この時の献立の内容をご紹介しましょう。

まず、御采。


御采

鮭小川付け、なまことろろ、芽慈姑(くわい)、雪輪長芋、鶏松風、穴子の八幡巻 だそうです。


続いて椀物。


椀物


蟹花咲椀 羽二重餅(人参・大根・牛ロース) 熨斗餅 金箔 つるな ゆず… 金箔も品書きに書くんですね(笑) でもこの椀物、上品な味でおいしかったです。


割鮮(「かっせん」、新鮮な魚を生で食べるものです)


割鮮


旬魚盛り合わせ 鮪 勘八


五徳。

五徳


湯の華蒸し 嬬恋甘藍(キャベツ) 舞茸 巻湯葉 蒟蒻 麦豚 銀光 上州牛ロース 笹牛蒡

んー、この品書きはちょっと気取りすぎなような。キャベツまで漢字にしなくていいと思うんだけどなあ?


焼物。


焼物


油鮭塩焼 お多福豆 零余子ココアまぶし


温物。


温物


聖護院大根柚子味噌掛け 梅人参 海老 菜花 柚子味噌


食事。


食事っていうかご飯


熊本県産ミルキークイーン 鶏飯

「ミルキークイーン」ってなんぞや?鶏の品種?と思ったのですが、お米の品種でした!知らなかった…

ちなみに写真に香の物と留椀も写りこんでます。


水物。


水物


練乳寄せ ガトーショコラ


このデザート、違うタイプのデザートが二種類、少しずつ出てきて、なんだか嬉しかったな(笑)


食事の間、スタッフの人はとても丁寧で、お部屋に案内してくれた中居さん(結構アバウトなお姉さん)と同じ宿の人とは思えない接客でした。
というか、本館や山荘とはちょっと…いや、かなり空気が違うんです。

ただ、それがいいかどうかは少々微妙で…
高いのに民宿みたいな部屋と、モダンなラウンジでの食事のギャップが大きすぎて、かえって妙な気分になりました。あ、食事はおいしかったんですけど。(笑)

この宿は、本館(洗面所・トイレ共同)に泊まって湯治場気分を味わうか、佳松亭でちょっと良い旅館的に過ごすかのどちらかがいいのかもしれません。そのどちらでもない山荘は、ちょっと中途半端だったかな~。


さて次回は朝ごはんとその他もろもろの話です。

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