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LOVERS

ここのところ「アイ、ロボット」「ビレッジ」と立て続けに話題作を見てますが、本日は「LOVERS」の個人的レビューを日記代わりに。というのも、早いところ書かないと、中味を忘れちゃいそうなのよね~、この映画。

HEROの監督、スタッフが制作したってことで、まあなんとなく内容の察しはつきましたが。
見て、いろんな意味で想像以上でした。…いえ、想像以上によかったのではなく、想像以上に「その路線」というか。

映像は、さすがにきれいなんですよ~。映画館で見ないとよさがわからないと思います。
ただ、よさがそれだけっつーか。こんなにドキドキもワクワクもしない映画も珍しい。キレイ。ウットリ。…でもそれだけ。多少ストーリーのある「環境映像」って感じなんだなぁ。

なにせ、「3つの愛が仕掛けてくる」とかいうキャッチコピーが大げさすぎる。「謀」などというべきものはなく、「あ、そうだったんだ」程度なのよねぇ。しかも、HEROの時のような壮大さも全くない。男女の単純な三角関係の話じゃん。これは宣伝の失敗かなあ?最初からラブストーリーとして宣伝しておけばいいのに、必要以上に中味がない印象になってしまう。

ただ、チャン・ツィイーは一見の価値アリ。とにかく動きが美しい。この映画はチャン・ツィイーのプロモーション映画なんじゃないかと思うほど、彼女の美しさ、しなやかさを引き出している(もちろん本人も大変だったろうけど)。監督、よっぽど惚れ込んでるんだろうなあ。

早い話が、この映画自体が「チャン・ツィイーを美しく撮るために作った映画」という印象なのだ。シチュエーションもストーリーも、そのためにとってつけた、という感じ。金城武もアンディー・ラウもそれぞれイイ男だけど、彼女の美しさを引き立てるための「相手役」にしかなっていない(ような気がする)。特にアンディー・ラウの役柄は全然描き足りない。単に嫉妬深い男みたいな印象になっちゃってるんだけど、あれでいいのかなあ?「インファナル・アフェア」で見せたようなクールさ、男っぽさが全然ないし、なんだか妙に老けて見えた…(悲)金城武はなかなかセクシーだったし、ああいう優男役はピッタリ。彼は日本の映画じゃないほうがいいのかもね??

それにしても、だ。
HEROで皇帝が、恋愛のもつれで大儀を果たせなかった男女の刺客の話を聞き、「色事で大義を忘れるのは小者のすることだ。だがあの二人は、そのような小者ではないはずだが?」というようなセリフを言うんだけど。

LOVERSの3人に、このセリフを聞かせたいぞ、私は。
…まあ、この映画は、それがメインのストーリーなんだから、それでいいんだけどさ。

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