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雨音

今朝は雨の音で目が覚めた。
雨の中歩くのは大変だけれど、それでもこうして布団の中で雨の音を聞くのは嫌いじゃない。

041101_kurumi.jpg前に住んでいたのは高層マンションだったので、雨の音がまるで聞こえてこなかった。それが何故か、妙に寂しかった。

雨の音を聞いて思い出すのは、田舎の祖父母の家だ。

古い民家の、畳敷きの部屋。それがいつだったのかはわからないけれど、誰もいない部屋の中で、小学生の私は一人、屋根を叩く雨の音を聞いていた。

多分、突然降り出した夕立だったのだろう。雨音はやけに大きく響いていた。
急に薄暗くなった部屋で、たった一人、雨の音を聞いている。でも寂しいわけでも怖いわけでもなく、その音が妙に心地よかった。周りの雑音をかき消すほどの大きな雨音に、まるで自分が、大きな何かに包まれているような、不思議な安心感を感じていた。

生後間もない赤ん坊が泣き止まないとき、耳元で「シューッ」とささやくと、そのうち安心して眠るそうだ。
この「シューッ」という音は、お母さんのお腹の中で聞こえる、血液の音に似ているのだとか。赤ちゃんは、その音でお母さんのお腹の中を思い出し、安心するらしい。

ひょっとして、私が感じた雨音も、そんな何かに似ていたのかも?

ベランダではねるかすかな水音や、濡れた路面を走る車の音…
窓を開けなくても、雨が降り出したことがわかる私を、旦那は時々不思議がる。
多分私はあのときからずっと、雨の音が好きなのだ。かすかな音も聞き逃さないよう、いつでも雨の気配に耳をそばだてているのだろう。

(もっとも、各地で災害が続く今年は、そう穏やかに聞いてもいられないのだけど…)

写真は、favoriteでもご紹介したくるみちゃん。
上はスイバルのカメラにする前、下はスイバルのカメラにした後。(口にくわえているのは小さなメモです)
こんな小さなくるみちゃんも、あおって撮れる!

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