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一二三(現在は代がわりして「那由多(なゆた)」に)

ラーメン屋さんの一二三。ここも、ずっと気になっていたけれど入ったことがなかったお店のひとつだ。吉祥寺のラーメン好きには名の通ったお店のようだけれど、一方で「蕎麦なのかラーメンなのか微妙…」という声がある。なんと、麺にそば粉を使ったラーメンなのだそうだ。どれどれ、そいつは食べてみなければ…でも、繁華街からちょっと離れているし、平日のランチに行くのは無理かな…。
ということで、日曜日、旦那と一緒に一二三に行ってみた。

050424_hihumiここは、店構えからしてちょっとかわっている。
「見つけにくい」という話は聞いていたけれど、ホントに見つけにくいんだなぁ、これが。看板がないんだもん。小さな木の看板(というか表札?)を表に出しているのだけれど、それ以外は何もない。店が閉まっていたら、そこがラーメン屋であることすらわからない。
店内は店内で、どちらかというとバーのような雰囲気?長いカウンターのみの薄暗い店内にはジャズが響いていた。

で、ラーメンを作る様子がこれまた、ラーメン屋っぽくないんだなあ。
料理人用の白い服を着た店主は、モノスゴイこだわりでラーメン一杯を作っている。ただその様子は、ラーメン屋のオヤジというよりも、ソムリエっぽいような雰囲気なのだ。もし運よく店主の手元が見える席に座れたら、その様子をよく見ていてほしい。パフォーマンスじゃないかと思うほどのこだわりようだ。たとえば、ドンブリにすくった麺の量を、ほんの3,4本単位で微調節をしている。それも、麺を取り分けて盛った後、整える時の端の感覚で判断しているらしい。
そんな繊細な作業をしながら作っているので、出てくるまでには当然時間がかかる。でも見ていると納得できるというか… 多分あの店主は、半分お客のため、半分は自分の楽しみで作っているんだろう。

味もまさにそんな印象。店主のこだわり(と個人的な趣味)が生み出した珠玉の一杯という感じだ。
魚系のダシが効いたスープは、和風といいつつ、かなりコクがある。噂の麺はポソポソとした食感の極細縮れ麺で、スープがよく絡む。チャーシューの火の通り具合も絶妙で、脂身がそれほど多くない部分なのに柔らかくてジューシー。

ウマイ!旨いんだけど…

なんというか、腹ごしらえのためのお店じゃないと思うのよね。どっちかというと嗜好品
今すぐにでも食べたい!というときに行くと、店主の繊細な作業を待っている間に心の平静が保てなくなりそう(笑)だし、当然とんこつ派には不向き。

なによりこれは、ラーメンではないし、蕎麦でもない。「一二三そば」という独自ジャンルの麺類って感じ。ラーメンを食べるつもりで行くと、口と頭が混乱する恐れあり(笑) スープはラーメンなんだけど、麺のそば粉の香りもはっきりと出ていて、不思議な感覚だ。

賛否両論になるのもうなずけるなあ。でも気に入る人は猛烈に気に入りそう。私はかなり気に入りましたね~。
ちなみに非常に空腹だった旦那は、少し物足りなかったようです。

一二三
武蔵野市吉祥寺北町1-10-22


2011年追記:あの店長さんが引退し、現在は那由多(なゆた)という店として再オープンしたようです。味はどうなったのかな?

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Comments

幻、という噂まであるラーメン屋さんですね!!
いってみたーい!!
写真もおいしそうです♪

蕎麦粉を使ったラーメンなんて食べたことないですね。

Posted by: LEO | Mar 17, 2006 at 12:58 PM

★LEOさん

一二三は、ラーメン好きには知られたお店みたいですよ!ぜひ一度食べてみてください!

一二三のほかに、ここで修行した方が開いた「旅人の木」というお店が中道通りにあります。こちらもそば粉の入った麺を使っていたのですが、今年に入ってから?麺を変えたらしいんですよ~!
そば粉入りの麺、おいしかったんですけど、一般的にはあまりウケが良くないのかな??

Posted by: Comana | Mar 23, 2006 at 01:14 AM

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