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2PaPas sometimes a girl(閉店)

初めての方は、吉祥寺のランチ情報のカテゴリー一覧をご覧くださいね。 

秋の連休前で旅の覚え書きのほうのアクセスが伸びていましたが、更新されていません…ゴメンナサイ。


さて、久々の更新になってしまいましたが、本日ご紹介するのは、週に数日だけ吉祥寺に出現するカフェ、2PaPas sometimes a girl です!


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中華街セイナカフェがある通りはみその通りというらしいのですが、あの通りに2PaPasというとても小さなお店があります。もともと夜だけ営業だったので、ランチ専門(?)の私の守備範囲外ということで気にとめていませんでした。が、そこが、火、木、土曜日の昼間だけ、2PaPas sometimes a girl というカフェとして営業を始めたのだそうで。

いったいどんなお店なのかと興味をひかれ、先日一人でフラッと行ってみました。


赤と水色という独特のカラーリングのお店の前に、ランチ営業を示す黒板が置かれています。
中をのぞくと、店内は本当に小さく、これまたやけに狭いカウンターと椅子が数脚。カウンターの反対側には、手作りらしいパンが数種類、大事そうに並べられています。


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そのパンたちの向こう側、カーテンで仕切られた厨房?の奥に、人の気配を感じたなと思うと、華奢なお嬢さんがフワッと出てきました。で、透明な声で「いらっしゃいませ」と。

な、なんかもう、これだけで不思議感(?)たっぷり…(笑)

このお嬢さんがカフェの店長さんらしいのですが、このカフェが開くのは、前記のとおり週三日、昼間だけ。夜は別のオーナーがステーキサンドイッチのお店を営業しているそうで、要するに限られた時間だけ間借りして営業しているのです。(店名の"sometimes a girl "はそういう意味合いなんだろうなあ)

不思議~。でもなんだか吉祥寺っぽい。


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もともとこの女性店長さんは、自家製パンを他のお店で販売したりもしているようで、並んでいるベーグルやパンはどれもおいしそう。特に「ビスケパン」というのに惹かれるなあ…。(並んでいるパンは、飲み物を別に注文すれば、店内でイートインすることもできるようです)

いや、でも、ここはやはりランチを食べてみなければ!
ということで、カンパーニュサンドの中から「アボカドしらすと大葉ソース」を頼んでみました。お茶と小さなお惣菜がついたセットは900円で、プラス50円で飲み物をコーヒーにすることもできます。ほうじ茶や番茶にこだわっているようだったので、そのままお茶にするかどうかと迷いましたが、この日は結局コーヒーをお願いしました。


でね。


この時、お客さんは私だけだし、頼んだのはサンドイッチだし。すぐに出てくるだろうと思っていたのですが、なぜだかやけに、時間がかかるんですよ!

何かカーテンの向こうで、静かに静かに、一人で淡々と作業をしている気配だけが伝わってきます。

な、なんだ、これ、この雰囲気、どこかで知ってるぞ…

・・・・・・

ああ、「鶴の恩返し」だ(笑)


途中、他のお客さんが店を訪れては、パンをテイクアウトしていきます。そのたびに、鶴、じゃなくて店長さんはカーテンの向こうからスッと出てきて、お客さんに丁寧にパンの説明をして、パンを包んで…。で、お客さんが帰ると、またカーテンの奥へ戻って、機織り…じゃなくてランチセット作り。

ホント、なんだか不思議~。
ここが吉祥寺じゃなくて森の中だったら、絵本に出てきそう(笑 お店自体はそんなにメルヘンチックじゃないんですけどね)


で、で。

ずいぶん時間がたって、ようやく店長さんがカーテンの向こうから出てきました。私のサンドイッチセットです。


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率直に言いましょう。出てきた瞬間、小さっ!と思いました(笑) サンドイッチが小さい…。ずいぶん時間がかかったけど、こんなに小さいのか…。

ところがこれ、食べてビックリ。

すんごくおいしかったんですよ。

まず「アボカドしらすと大葉」は、私の頭の中ではそれぞれの味しか考えられなかったのですが、これがまあ絶妙なマッチングなんですね!
大葉はジェノベーゼのバジルのようにペースト状になっていて、生の大葉をそのまま食べた時とは違うまろやかな感じ。アボガドもしらすも、えーと、なんて言ったらいいのかなあ、それぞれ別々じゃなくて、「味が一体化しておいしい」という具合なんです。

その具を挟むハードなパンは、トーストしてあるせいか、食べるとサクッとした程よい歯ごたえです。

パンも具も、何をどうしているのか私にはよくわかりませんが、とにかくおいしかった(笑) 量はやはり少なめですが、満足度は結構高かったです。鶴の店長さん(おいおい)、きっと本当にパンが好きなんだろうなあ。

そうそう、ちょっとだけのお惣菜はきのこの醤油漬けでした。おばあちゃんちっくでいいなあ。コーヒーも丁寧に入れてあるようで、「喫茶店のコーヒー」の味がしました(笑)


というわけで。

お店が狭いこと、時間がかかること、量が少ないことなどを考えると、平日のお仕事中のランチにはお勧めしません。が、吉祥寺らしいユニークなカフェに行きたいとか、自分がカフェをやってみたい、パンを焼いてみたいとか、あるいは穴場的な場所でのんびりしたいとか、そういう人はぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。ただしお店はとにかく小さいので、誰かと一緒に行くよりも、一人でゆっくり、というときのほうが向いているかもしれません。

まあ、ランチじゃなくてもパンのテイクアウトでもいいですよね。スコーンとパンの中間のような、不思議なビスケパン(結局買って帰った 笑)もおいしかったですよ!


そして、私がこのお店が気に行ったもう一つの要因が、これ↓。


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私が好きな星野博美さんの本が置いてあった~(笑)



2PaPas sometimes a girl

追記:2012年11月で閉店したようです。
他の形で販売は続けているようですので、お店のブログを見てみてくださいね。

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