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誤報でよかった!(緊急地震速報の話)

今日は吉祥寺のランチとは関係ない話です。興味のない方はスルーでお願いします。


今日の午後、職場で仕事に煮詰まっていたころ、突然スマホがブィンブィンと鳴り出しました。
一瞬何が起こったかわからず、体の動きが止まってしまいましたが、今月2回目の緊急地震速報でした(一度目は帰省した岩手で受信。結構揺れました。宮城で震度5強だったそうです)。


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しかも、震源は奈良とか。
奈良震源で東京にまで緊急速報が来るなんて、3月11日クラスの大地震かと動揺してしまいましたが、皆さん既にご承知の通り、様々なエラーが重なった誤報だったようです。

あー、誤報でよかった… でも、いざ速報が鳴ってもとっさには何もできなかったなあ(作業中のPCをシャットダウンし、デスクの下にもぐる準備をしたくらいでした)、などと、胸をなでおろしつつ反省したのですが。

ネット上では、この誤報について「誤報とはけしからん!」「ふざけんな!」的なことを言っている人がいるんですね。
これ、新幹線が止まったJRや、アクセス集中でサーバーダウンしたYahooがいうならまだわかるんですが(Yahooはサーバー強化したほうがいいんじゃ…)、ことさらに批判している人は、何か具体的な不利益をこうむったんでしょうか?(PTSDでパニックに陥った方もいたかもしれませんが、そういう人はネットで批判どころではないでしょう)

誤報はないに越したことはありません。でも「地震が来ると報じて来なかった」というパターンで良かった。これが逆だったら…つまり「速報が来ないのに大地震が来た」だったら大変です。それに、今回のことでエラーの原因がわかり、より精度を上げていくこともできるでしょう。


こういう場面での批判を目にすると、2010年に起きたチリ地震による津波警報のことを思い出します。
この時の話は気象庁がんばれ~(津波警報の話)に詳しく書いていますが、あのとき、気象庁の予報が過大だったと批判的な声が随分聞かれました。メディアもそんな論調だったように覚えています(だから前記のエントリーを書いたわけですが)。

私は、この時の世間の空気が、今思い出しても悔しい。
なぜなら、この1年後に東日本大震災が起こり、津波でたくさんの人たちの命が失われたのです。
この2010年の時点で「大げさだ、誤報だ」とあげつらわずに、「予想より小さい波ですむかもしれないけれど、それでもとにかく、一刻も早く高台に逃げろ」という意識が高まっていれば、津波での人的被害はもっと少なく済んだかもしれなかった、と思ってしまうのです…もちろん実際にどうなったかはわからないですし、今そう思っても仕方ないのですけどね。


自然相手の予報に絶対はあり得ないし、どんなシステムを使っても誤報は起こりえます。批判しているあなたが完璧な人間ではないように、気象庁の予報も、システムも、完全ではない。より精度を高めるための努力と改良をし続けていくしかない(多分)。そして予報を受け取る側は、それが結果的に誤報だったとしても、予報を信じて行動するしかないんです。

…って、なんだか感情的になってしまっていますが。

今回は誤報でよかった。でも、この先の警報で「また誤報かも」とは思わないでほしい。少なくとも今回、誤報の原因が一つ解消されるわけですから。

とにかく、緊急速報や避難勧告があったら、それを信じて行動しましょう!

これ、気象庁がんばれ~(津波警報の話)と同じようなシメなのですが、今の思いの強さは、2010年とは比べ物になりません。


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