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長男堂でモーニングらしからぬモーニング!


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長男堂のモーニング


前々から気になっていた「長男堂」に、ついに行ってきましたよ!
写真だけアップしてしばらく放置してしまいましたが(松島のかき小屋で忙しかった)、ようやく本文追加です!


成蹊大学の近くにあるお弁当・惣菜屋さん「長男堂」。「ご飯は最高だけど接客が…」と評判の(笑)お店です。

ここ、カフェ(食堂?)としてオープンして以来ずーっと気になっていたのですが、場所柄、吉祥寺の町中からはちょっと遠いんですよね。
で、行く機会がないまま突如(!)お弁当屋さんになり、ランチ営業はしなくなったようで。

夜は食堂もやっていますが、夜ではますます食べに行く機会がないし、ランチのお弁当を買いに行く距離でもないし…とあきらめていたところ、週末だけモーニング営業をしているとか。

といっても、週末にモーニングを食べに行く機会もないよねえ…

とまあ、これもしばらく頭の隅にあったままだったのですが、先週、朝から本降りの雨が降っていた日、「今日はどうしても長男堂!」と決めた私は、1人テクテクと五日市街道を西に向かいったのです。


自宅から歩くこと数十分、びしょびしょになって到着した長男堂。こんな日に朝からご飯を食べに来る人はいないかな?と思いつつ、ちょっと古めかしい感じの引き戸をそっと開けると…、

おっ、注文を受けるカウンターに店長さんと思しき女性と、奥のテーブル席には先客の男女の姿が。
わー、こんな日でもモーニングに来る人がいるんだ。やっぱりファンが多いのね…


で、恐る恐る中に入りましたが、店長さんは、私を見ても笑顔もなく、特に何も言いません。

ええと…これは…、とりあえず、モーニングを食べるにはどうしたらいいのかな??(苦笑)

店内を見ると、テーブル席数組と、奥のほうにカウンター席が並んでいます。


カウンター席から見た店内


(店内には漫画本がたくさん…漫画本の図書館みたいですよ!なお写真を撮るときには店長さんに断わりをいれましょう)


席はたくさんあいていたので、店長さんに「好きな席に座ってもいいですか?」と聞くと、店長さん、やはり表情を変えずに「カウンターにお願いします」とポツリ。

それを聞いた私はムカッとした…わけではなく、「こ、これはうわさ通り!本物だ!」となぜか嬉しくなってしまいました(笑) なんだそれ…


さて、和食のモーニングを注文し、カウンターの隅の席に座ると、目の前にはこんなモノが。


ウワサの注意書き


あーっ、これがウワサの…

ここには、長男堂の品書きなどの他に、この店を利用する際の注意事項のようなものが列挙されているのです。

で、ふと見ると、「先にお会計を済ませてください」との事項が。

しまった!と慌てて店長さんのもとに走って会計をし(笑)、席に戻り。

そこでまた注意書きを読み進めると、今度は

お米を残すと呪われると昔からいいますが、小食な方は最初にその旨お伝えください」というような(スミマセン、正確な文ではありませんが、そんな内容の)注意書きが。

これまたしまった!(苦笑)と、またバタバタと店長さんのところに向かい、ご飯を少なめにしてもらうよう頼みました。


うーん、私、なんかこの奇妙な状況を楽しんでいるみたい…


でも、ですよ。

そのほか色々ここに書かれていることは実はそんなに無茶なことでもないんですよね。

「香水をつけて飯食いにくんな」「いつまでもダラダラ長居すんな」「食堂の漫画本の品ぞろえに過度な期待すんな」みたいな、あたりまえなことなんです。(あ、本当はもっと丁寧な言葉で書かれていますからね!笑)

なーんだ、巷で言われるほど「注文の多い料理店」じゃないじゃん…と拍子抜けです。

なにより、店長さん自身が「うちはこういう店です」とこうして宣言しているわけですから、それがダメな人は他の店に、ということですよね。

まあ、店長さんに愛想がないのは否めませんが(苦笑)、それをわかっていれば特に気にならないというか。私が感じたのは、香港のお店の店員さんみたいな印象でした。


さてさて、注意書きをしげしげと眺めながら待つことしばし、和食のモーニングがやってきました。


長男堂の和食モーニング


えっ!

すごい、想像以上においしそう!それに、

なに、このボリューム!

大きめのお皿におかずがズラリ、7種類。
さらに具だくさんの、それだけでおかずになっちゃいそうな汁物。
これのどこが少なめなんだという量のご飯。
さらにはデザートの果物、飲み物もついています。

これ、モーニングって内容じゃないよね。夜の定食でもおかしくないよね。

わー、すごーい、嬉しーい!


五目豆うまいよ


おかずは野菜中心で、もろに私好み。で、食べてみると、外食っぽくない味付けなんです。

なんというのかなあ… あまり甘くないんです。外食で和食をいただくと、みりんやお砂糖で甘めに味付けされていることが多い気がしますが、そういう余計な甘さがない。うまみを感じやすい味でごまかしていない、というか、いい意味で素朴で家庭的な味、というか。一つ一つが丁寧に作られている感じがします。


ちょっと時間がたってしまったので、個々のおかずについてのコメントはできませんが、基本的にどれもおいしかった。それも、「ギャー!ウマいっ!」という瞬発力のあるおいしさ(?)ではなくて、じんわりとオイシイ。毎日でも食べたいおいしさです。


にんじんにはパクチーが入ってました


ちなみにモーニングは和食、洋食共に1000円。食べる前はずいぶん強気な価格設定だなあと思いましたが、無理もありません。この内容、この量ですからね!

でも量が多いだけに、「呪われないように」食べきるのがちょっと大変でした(笑) 食べきれなかった分を持ち帰れると、さらにうれしいかな。


そしてもう一つ。
このお店で、このモーニングに絡んで、自分でちょっと驚いたこと。

実はこの店に来たのは、前日に旦那と近年まれにみる大喧嘩かをしたからなんです(原因はホントにしょーもないことなのですが…)。
一晩たっても怒りが収まらず、旦那の朝ごはんの支度を放棄し、雨の中一人でモーニングを食べに来ちゃったというわけ(苦笑) こんなこと、結婚してから初めてですよ!

でも、このモーニングを見たときに最初に頭に浮かんだのは、「おいしそう!旦那に見せたい!」ということ、次に「やっぱり朝ご飯、ちゃんと作ってくればよかったな」ということだったのです。

よく漫画やドラマで、素晴らしい料理がトラブルを解決する、というようなストーリーがありますよね。私はそういうものを見ながら「んなわきゃないでしょ…」と鼻白んでいたのですが。

実際あるんですよ、そういうこと。

あれだけ怒っていたのに、ご飯だけでこんな素直な気持ちになるんだなあ、と自分でもびっくりでした。


丁寧に作られたおいしいご飯は、なんだかんだいって、人を幸せな気持ちにしますよね。やっぱりご飯って大事だなあ、と認識を新たにした、長男堂のモーニングでした。

余談ですが、モーニングが目の前に運ばれてきたとき、思わず「わあ、おいしそう!」と口をついて出たのですが、そのとき店長さんがちょっとだけ嬉しそうだった…ような気がしました(笑)


ちなみに夜の定食も、盛り付けは違ってもこういうテイストのものが多いそうです。
仕事から疲れて帰ってきたとき、こういうご飯を食べて一息つくと、ちょっと幸せになれそう。一人暮らしの男性にもいいんじゃないかな、と思います。


補足:

写真のみの仮アップの際、
一言だけ書くと、長男堂のご飯、おいしかったですよ!ただし、行くなら一人で、もしくは本当に親しい人と二人で行くのをおススメしておきます。女子トークや長居をするなら他のお店がいいかもしれません。
と書きましたが、これ、要するに静かにご飯を楽しめない人・状況には向かない店なんじゃないかな、ということです。同行するのがそれほど親しくない相手だと、おしゃべりの声が大きくなりがちなので。本当に親しい間柄だと、静かな場所では顔を近づけて小声で話しますからね!


追記:
その後いただいたカレー弁当の話はこちら


長男堂


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