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くじら食堂@東小金井で絶品喜多方ラーメン

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さて、先週告知?のみ出していました「くじら食堂」、アップしますよ!


くじら食堂


東小金井駅にほど近いラーメン屋さん「くじら食堂」、たしかオープンしてまだ1、2年程度かと思います。
口コミを読む限りかなり私の好みに合いそうで、ずっと気になっていたのですが、長らく気になっている止まりで(苦笑)。というのも、平日は夜、土曜日は昼のみの営業で、しかも日曜日は休みという営業スケジュールがネックなんですよね~。

でも先日、特に予定のなかった土曜日に、「今日こそはくじら食堂!」と思い立ち、旦那とともに東小金井まで行ってまいりました。


くじら食堂外観


場所は東小金井駅から歩いて3分ほど、細い路地にある小さな目立たない店舗です。
暖簾に小さく入った「くじら食堂」の店名を見逃さないでくださいね。土曜日の昼なら行列で場所がわかるかな?

私たちが行ったのは土曜日の午前11時。行列必至と聞き、閉店30分前にやってきたのですが、その段階で先客はまだ一人でした(写真は店を出たときに撮ったものです)。

あれ、それほど慌てなくてもよかったかな?と思ったのもつかの間、私たちの後に続々と人がやってきて、開店時には、狭いお店に入りきれないほどの(というか実際に入りきらないんですけど!)人が並んでしまいました。他の人が食べるのを見ながら延々待たされるのが苦手な人(私です 笑)は、早めに来るのが吉ですよ!といっても、開店30分前に来ると、30分は待つことになるんですけどね(笑)


開店を待つ30分の間、旦那はスマホで口コミをチェックし、何を頼むべきか真剣に悩んでいました(笑)
でも私は、店に来る前からすでに決めていました。というのもこちらの店長さんは、東京駅近くにある喜多方ラーメンの人気店「七彩」の出身とか。ということはやはり、まずは醤油ラーメンからでしょう!
というわけで、私は「味玉らー麺」をチョイス。一方旦那は悩みにやなんだ末に、口コミで評判の良かった塩つけ麺を頼みました。


冒頭の写真が私が頼んだ「味玉らー麺」。このお店の基本形である「らー麺」(醤油)に味玉をトッピングした品です。

明るい色の澄んだスープに、具はチャーシューとメンマ、ネギ(+味玉)。見たところ、ごくごくベーシックな喜多方ラーメンという感じです。

でもこれ、具の一つ一つまで丁寧というか、きちんとしているんですよね。チャーシューはきめ細かくしっとりとしたタイプとホロホロとやわらかいタイプが一枚ずつ。細切りのメンマの歯ごたえも心地よく、フツウに見えて、どれも「抜かりない」って感じ(笑)です。

またスープは鶏ガラと魚介系のダブルスープのようですが、味がとても優しく「丸い」感じなんです。何かの味がとびぬけて主張せず、全体としてまとまっているというか、あれこれ考えずに素直においしいと思えるというか。んー、うまい言葉が見つかりませんが、とんがらずに洗練された味、とでもいいいましょうか。

そして、その滋味深いスープを上手にすくうのが、手もみの中太麺です。


ニクニクの麺がおいしい!


この麺、注文が入るごとにその場で揉んで縮れをだしているのですが、ツルツルムチムチニクニクという、なんとも楽しい食感で。私はもともと低加水の細麺が好きなので、本来は好みでないタイプなのですが、このスープとこの麺は絶妙な取り合わせです。いやー、これはおいしい

話が横道にそれますが、私が喜多方ラーメンを初めて食べたのは、なぜか大学の学食で開催されていた「喜多方ラーメンフェア」だったのですが、その時に、ニクニクしたぶっとい縮れ麺に「なんじゃこりゃ!?…けど旨い!」と衝撃を受けた覚えがあります。でもその後、喜多方を名乗るラーメン屋に行っても、それどころか実際に喜多方に行っても、そういう麺に行き当たったことがなかったのです。

あまりにも長い間、「あの喜多方ラーメン」に出会わないので、あれは気のせいだったのか?などと思っていたのですが、くじら食堂の麺はまさにそんな感じ。「あー、そうそう、喜多方ラーメンってこれだよね!」と膝を打つような「私の思う喜多方ラーメン」でした(といっても、学食で食べたものよりも当然、はるかにおいしいんですけど!)。

ということで、話を元に戻すと、くじら食堂の「醤油らー麺」、「普通っぽいのに超うまい、究極のベーシック」というところでしょうか(笑)。


一方旦那が頼んだ塩つけ麺はこんな感じ。


塩つけ麺もおいしい


一口食べると焦がしネギ油がガツンと主張してきます。コクもパンチもあって、わかりやすいおいしさ。具は写真の水菜の他に、ホロホロの焼き豚の角切りがゴロゴロ入っていました。スープは醤油同様澄んでいますが、油分は多めで、男性好みのラーメンかな?という印象でした。

また麺の揉み具合はつけ麺とらー麺で変えているのか、こちらのほうが揉み具合が弱い気がします。味が濃いからこれでちょうといいのかも。


麺の具合が少し違う


ただ、この塩つけ麺、らー麺に比べるとくせがあるので、好みが分かれるかもしれません。ぶっちゃけ、私はどちらもおいしいと思ったのですが、旦那は焦がしねぎ油が苦手のようで、店を出てから「君の醤油はおいしかったなあ」とぼやいていました(笑)。私はどちらも好きだったので、途中で交換すればよかったかな?


でね。

このお店、上記の通りラーメン自体もおいしいんですが、個人的にはお店の雰囲気が面白いなあと思ったんです。

当初アップした予告では
お店の雰囲気は、「店員さんもお客さんも礼儀正しくラーメンをたしなむ、穏やかなラーメン道場」という印象(笑)
味は「ラーメン好きが紆余曲折を経て最終的にたどり着く、普遍的なおいしさ」って感じなあ。

と書きましたが、まず店員さんが、よくあるガテン系のラーメン屋さんとは全く違う、どちらかというとレストランの店員さんのような丁寧さなんです。「うぃっす」とか「あざーす」などとは絶対言わなそう(笑)

一杯のラーメンを完成させるのに、麺を揉み、茹で、器にうつすと、その器に二人がかりでサッと向かい、具材を丁寧かつ素早く並べていきます。


見た目も麗しい醤油らー麺


んん?
この動き、この雰囲気、何かに似ているなあ…と気になりつつ、その場ではわからなかったのですが、店を出てだいぶ経ってから突如思い当たりました。

F1のピットインです(笑)

いやホント、キビキビして無駄がないのに丁寧で。やっていることは全然違うのにピットインっぽいんです。なんだか面白いんですよ~。


そして、このときの客層もまた面白かった。

大部分が男性の一人客で、おそらくあちこち食べ歩いているラーメンマニア(?)の人たちなのでしょう。くじら食堂では麺の量を3段階で選べるのですが、大部分の人が最も少ない150gを頼んでいました。この後、他のお店にも行くんでしょうね。

注文後は皆さんじっと静かに店員さんの挙動を観察し、自分の品が来ると、静かにかつ素早く写真を撮ってから実食に移ります。そして食べ終わると器をきちんとカウンターに戻し、店員さんに礼を告げ、静かに店を出ていきます。

なんなんでしょう、この空気。店員さんもお客さんも、静かで真剣で、でも穏やか。茶道ならぬラーメン道

おそらく、地元客が多い平日夜の営業は、また違った雰囲気なんでしょうね。


まあそんな感じで、いろいろと楽しめるお店でした。二郎系や家系などゴツいラーメンが好きな人には物足りないかもしれませんが、スッキリした清湯が好きな人にはおススメですよ!こういうお店、吉祥寺にあったらいいのになあ。


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