守護神

えーーーと、ランチの話じゃなくてごめんなさいね(^^;)
旦那がどうしても見たいというので、一緒に映画「守護神」を観てきたのですが、それについてちょっと書いておきます。

070212_shugoshin_1ワタクシ、この映画は「海猿」のリメイクだと思っていました。というのも、海猿がハリウッドでリメイクされるという噂があったため、予告編を見たときからこれがそうだと思っていましたし、実際に見て、それを確信したわけですが。
でもこれ、リメイクってことになっていないんですね!えええっ!ビックリ!設定やあちこちのエピソードがかなり似ているんですけど!!
相棒を亡くし、心に深い悲しみを抱いた教官と、優れた才能を持ちながらも、やはり心に傷を負った研修生。彼らの葛藤や成長が描かれているわけですが、研修生達の訓練の様子や恋模様などもよく似ていて…「ああ、あのエピソードを、アメリカではこんな風にしたわけね」なんて思いながら見てしまったんです!

映像の迫力は、さすがに邦画では太刀打ちできないものがありましたが、ストーリー自体はどこかしら描き足りないような感じで、「リメイクだからこうなっちゃったのかな」なんて思ったのですが、うーーん、これ、リメイクじゃないのかぁ…。少なからず影響はされていると思うんですけど、違うのかなあ…。リメイクじゃないなら、脚本にちょっと難があるような?それに、この後に海猿のリメイク版を作っても、違いがあまりなさそうな気が…。

あ、「海猿」に関しては、ワタクシ「LIMIT OF LOVE」より一作目のほうが好きです。単純でちょっと軽めの青春物語(笑)ですが、そこが逆によかったなあと(原作の漫画は読んでいないので、原作との比較はできませんが)。二作目は愛やらなにやらを強調しすぎた感がありましたし、海上保安庁の宣伝映画と化してたような(汗)。

なにより一作目は、藤竜也演じる教官が良かったんです。深い悲しみを胸に秘めたまま、それを決して人には見せず、生徒達に対して熱い気持ちを持っていても、常に教官としてクールに振舞う…なんというんですかね、「日本の男の美学」がひじょーにわかりやすく具現化された存在だったわけです。

で、それに対して守護神のケビン・コスナーは、もっとこう…普通の人なんですよ。まあこの映画の場合、教官と新米が二人とも主役という感じなので、彼の内面に焦点が当たることになり、そうならざるをえないんでしょうけど、それにしても奥さんとの関係もアメリカの映画に良くありがちなパターン(ネタバレは避けますが、ホントに多いパターン!)で、ラスト付近は、「これ、バック・ドラフトでもみたぞ」という感じ。

いや、比べちゃうから良くないんですよね、きっと。海猿を知らなかったら全然違った目で楽しめたのだと思います。でもさー、似すぎなんですよねぇ、やっぱり…。日本でもアメリカでも海難救助に携わる隊員は同じような境遇だというだけかもしれませんが、何も知らずに観たかったなあ。

ただ、繰り返しになりますが、絵はさすがにすごかったです。エンディングも泣けましたし、エンドロールの写真もよかった。
ところで私、当時一世を風靡した「ボディー・ガード」も特に好きじゃなかった(というか、なんだか白けた)んですが、ひょっとしてケビン・コスナーと相性が悪いのかも???

ちなみに旦那は「海猿はテレビっぽかったけれど、こっちは映画らしい映画。面白かったと思うよ」といっていました。ただし同時に「これ、リメイクじゃないならパクリなんじゃないの?」とも言っていました…

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THE 有頂天ホテル

THE 有頂天ホテル観て来ました〜
おそらく既に、多くの方によって多くのことが語りつくされていると思うので、ちょこっとだけ。

私は三谷幸喜ファンというほどでもないので、あまり詳しいことは知らないのですが、もともと劇作家さんですよね?「笑の大学」でも、脚本がよく出来ているなーと思いましたが、今回も、さすが劇団出身だなあと…。

まず冒頭の長まわし。誰がどのタイミングでどう動いて、どういうセリフがあって、その間、カメラはどう動いて…という計算がスゴイ。そういう長まわしのワンシーンがところどころに出てきます。特にトリッキーでもないので、映像として云々という見方はあまりされないかもしれませんが、それが、雑然とした場の雰囲気を非常によく表現しています。カットでつなぐことになれたテレビの人とは違うなあ、と、妙に感心してしまいました。

次に、あれだけたくさんの登場人物が出てきて、しかもその一人一人がちゃんと生かされているのがスゴイ。大勢の人を出しっぱなしにしないで、彼らなりの結末が一応出ているんです(脇役の人まで)。これは脚本と監督が同じということで、脚本家の意図・こだわりが通せるためだと思いますが、いずれにしても、これにも感心です。

「笑の大学」では、最小限の役者、最小限のシチュエーションで一本作り上げていましたが(それはそれで、スゴイと思いました)、今回はとにかく、出来る限りたくさんの登場人物を出して、彼らをすべてきちんと絡めて一つの物語?を作る、そういう実験作的な遊び心があったのかなあと感じます。…あ、実際どうかはわからないですよ!ただ、見ていてそういう気がしました。勝手な思い込みかもしれません(笑)

面白かった以上に「この人すごいなー」というのが率直な感想です。

実は、お正月のテレビで古畑任三郎を初めて見たのですが、あまりにも「刑事コロンボ」に似ていてショックだったのです。というのも、私は子どもの頃、刑事コロンボが大好きだったもので…。三谷さん自身コロンボの大ファンなのだと後で知ったのですが(だからこその作品なのでしょう)、とはいえ古畑任三郎しか知らない若い人は、あれがオリジナルだと思うはず。そりゃないぜ、旦那!という感じで、ちょっと白けていたのです。

でも、そういうレベルではなく、やっぱり能力のある脚本家&監督なんだなーと、再認識です。

ところで、映画は吉祥寺プラザで観たのですが、音がひどすぎ!最初は演出なのかと思いましたが(それほどあからさまにおかしかった)、サウンドトラックがおかしくなったのでしょうか?いずれにしても、ありゃないぜ、旦那!

追記:この「旦那」とは、私の夫のことではなく、「よっ、社長」の社長のような、あまり意味のない言葉ですので誤解されませんよう。…といいますか、これを読んだ旦那に、困った顔で「なんで俺が悪いの?」と言われたんです…(苦笑)

THE 有頂天ホテル

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Mr.&Mrs Smith

060115_smith観てきました〜「Mr.&Mrs Smith」。

互いの正体を知らずに結婚してしまったスパイ同士の夫婦、しかもそのキャスティングがブラピとアンジェリーナ・ジョリー。ウププッ、もうどうにもこうにも「ハリウッド全開!」って感じだろうなあ、と想像していたわけなのですが…いやあ、意外とそうでもなかったんですよねぇ。もっと大人向け…シックという意味ではなくて、大人のコメディー、というか。しかもこの作品、結婚経験の有無で、かなり印象が変わるんじゃないかなあ。

前記のとおりの「あり得ない」設定なのですが、その一方ですれ違い気味の夫婦のやりとりが非常にリアルで、「あーー、そうそう!そういうのあるよねぇ」なんて感じ…(笑)。実際にすれ違いかどうかはともかく、結婚後数年たった夫婦ならおそらく、主人公の二人に感情移入できるはず。というのは、恋人同士と夫婦って、やっぱり全然違う間柄なんですよね。

恋人の間は二人の関係は一対一だけど、夫婦になると、二人対不特定多数。二人で一緒に外界と接する、いわば同志になってしまいます。でも、そういう、濃く、しかも日常的な関わり合いでであるがゆえに、時にはつまらないことで激しくぶつかり合ってしまうこともあるわけで…。「(相手を)愛しているし、幸せにしたい、満足してほしい。でも時には、首をしめたくなるようなこともある」なんて感じのセリフがありましたが、この感覚は実際に結婚してみないとわからんでしょう。しかもこの二人の場合、素性を隠していたわけですから…

で、二人のキャラクター設定もまた、よくあるパターンとは違ってまして。多くの場合、男性が冷静で合理的、女性が本能的・直感的に描かれがちですが、この映画は逆なんです。勘が頼りのちょっとやんちゃな旦那と、計算ずくで理屈っぽい奥さん…それがまたお互いの苛立ちの原因だったりするわけですが、これが私の場合「そうそう、そう!なのよ」だったりして(笑)(詳しくはこちら

早い話が、これはスパイ・アクションの映画ではなく、究極の夫婦喧嘩の映画?!です。冷静になると、「この二人のために一体何人が…」とか、「結局これって…」等と考えてしまうのですが、そのあたりはまあ、深く考えずに。…いいのよ、ブラピとアンジーなんだから!

この手のコメディータッチのスパイ映画というと、シュワちゃんの「トゥルー・ライズ」を思い出します。こちらは奥さんにも素性を明していないスパイの夫と、夫を愛しつつも退屈な日常に辟易している妻の話。誠実だけど退屈と思っていた旦那が実は…という、男性が好みそうなパターンですが(これもアホラシくも微笑ましい夫婦愛でしたけど)、それこそハリウッド全開。一方Mr. & Mrs.Smithは、私程度の年代が楽しめる映画だと思います。

ところでこの映画、旦那と一緒に見に行ったのですが、普段はこういうストーリーに無理がある作品をボロクソにけなす旦那が、「よかったねえ、二人の誤解が解けて…」と、ビックリするような感想を漏らしておりました。ウプッ!旦那よ、そういうところがツボだったの?!(笑)。

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インファナル・アフェアⅡ

050330_2忙しい忙しいと言いつつ、今日は8時前に職場を放棄。バウスシアターにダッシュですよ!というのも、かねがね見たいと思っていた「インファナル・アフェアⅡ」が4月1日まで、レイトショー限定公開なんですもの~ 今日のレディース・デーに行かない手はないじゃないですかっ!
秋に公開されたとき、新宿にでも見に行こうかと思っていたのですが、そうこうするうちに終わっちゃったんですよ。でも、バウスシアターでこの4月からのⅢ公開が決まったためか、時期遅れの今になってⅡの限定上映。わーん、よかった、映画館で見られて…。Ⅲの公開前に、DVDを借りに行こうかと思ってましたもん。DVDは、いまいちその映画本来の魅力がわからないので、私は普段、あまり見ないんですけどね。(注:左の画像はDVDです)

で、で、で、そのⅡですが。
(ご存じない方のために一応補足説明しますと、Ⅱといいつつ、先に作られたⅠより時代を遡った、Ⅰの前の話なんですよ。で、ⅢはⅠの続きとして、4月に日本公開になります)
これってやっぱりⅠのヒットを受けて、あとからストーリーを考え直して作られたものだと思うんですが(※)、それにしてはよく出来ているというか、ちょっと感心しましたねぇ。とはいえ、違和感が全くないかといえばウソになりますが、Ⅲでその違和感が解消される部分も多いのでしょう。いずれにしろ、Ⅰのクールな男くささは今回も健在。…というか、オッサンたちがとにかく渋くてねぇ(笑)。渋くて、クールで、切ないんですよ!ひたすら男の映画というか…。主役二人の青年時代を演じた美青年役者二人は、演技でも存在感で全く負けてましたね。見目良い若者ではなく、渋いオッサン達がイイのよ、この映画は。(といいつつ、ラウ役の彼の甘いマスクは、若かりし頃の金城武にちょっと似て、なかなかイイかも。ただ、演技は××のようだけど。・・・あ、演技の下手さも似ているのか?!)

※公式サイトには、ⅢはⅠの制作当初から構想があったと書かれていました。で、途中でⅡ(Ⅰよりさらに前の時代のエピソード)の構想が生まれたそうな…

Ⅱは、前作のⅠを見ていなければわかりにくいでしょうし、おそらくⅠからⅢにつなぐための設定づくりという要素も強いのでしょうけれど、まあそれは目をつぶります…ええ、贔屓目ですよ、贔屓目(笑)!
Ⅱがこれなんだから、このあとのⅢが楽しみ~っ!LOVERSで老けこんで見えたアンディ・ラウが、Ⅲであのクールな魅力を復活させてくれることを期待!

ところで、上記の通りかなりオッサン度の高い映画だと思うのですが、今日見に来ていたのはほとんどが女性、しかも一人客でした(私もその一人だけど)。レディースデーだから?それとも映画ファンはもう別の映画館で見ちゃってるのかなあ? まさか、こういう映画に魅力を感じる日本人男性が少ない・・・とは思いたくないんだけど、どうなんだろう…。

インファナル・アフェア

追記:日記に書いていませんが、お正月にはチャウ・シンチーの「カンフー・ハッスル」もしっかり見ました。こちらはこちらで、香港映画の醍醐味(笑)を十分味わわせてくれてます!少林サッカーにはちょっと及びませんでしたが、チャウ・シンチーの独りよがりも悪くない(笑) でも今のところ、香港映画の個人的No.1は、インファナル・アフェアだなあ…。

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笑の大学

041107_sinki.jpg先週見られなかった「笑の大学」を見に、今度はお台場へ。
映画を見にわざわざお台場というのもナンですかね?でもお台場って、結構穴場なんですよ。新宿や渋谷じゃ話題の映画は込み合っているのが目に見えているけれど、お台場くんだりまでこういう映画(カップル向けでない映画)を見に来る人は少ないので、人出は多くても劇場は結構空いているのよねぇ。全席指定なので、待ち時間にご飯を食べたり、お店をのぞいたりもできるし。

ということで、今回もいい席で見られました。

良かったですよ~。
「シークレット・ウィンドウ」(10/30参照)同様、映画にしにくい場面展開なのですが、それでも飽きることもなく、非常によくできていたと思います。笑い自体は、ワハハと大笑いするほどでもないのですが、むしろ泣けます… ええ、ワタクシ、泣いてしまいましたよ!それも、ラストだけでなく、ちょこちょこと(笑)

ネタバレになるので内容は内緒ですが、なにより役所広司がイイ!この映画は、彼の演技で持っているといっても言い過ぎではないです。どんなに脚本が良くても、下手な役者では演じきれない。でも役所広司は、あの役を見事に演じきっていると思います。
(「シークレット~」が面白いと感じた方も、ジョニー・デップの演技に同様の魅力を感じたんでしょうか?…でもあの映画の場合、それが映画全体の面白さを生かしていたとは思えないけど…第一、それ以前に脚本・演出が…)

稲垣のゴロちゃんは、まあ、いいんですけど…やっぱりセリフがセリフになってしまうというか… わざとらしいというか…。とはいっても、雰囲気はなかなかあっていると思うし、他の誰かがやるというのもピンと来ないのですが…役所広司との実力の差が、ありありと出てしまったって感じです。

興味のある方、ぜひ見てくださいね。画面自体に迫力があるという類の映画ではないので、しばらく待てば、DVDでも楽しめると思います(でも映画で見たほうが面白いとは思うけど…)。

この映画とは関係ないですが、役所広司が一躍有名になったのは、大河ドラマで織田信長を演じた時だそうですが(私も覚えてます~)、あの時27歳だったんですね。今の私よりずーーっと年下だったんだ…ひゃーっ…
最近そういうことで妙に自分の歳を感じます…(汗)

ちなみに写真は、台場小香港にある「新記」のスーラータン麺。ここは日本で唯一(今は違うのかな)香港の麺を空輸して使用しています。日本のラーメンとは全く違う細くて硬い麺は、香港好きの人には懐かしいはず。

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LOVERS

ここのところ「アイ、ロボット」「ビレッジ」と立て続けに話題作を見てますが、本日は「LOVERS」の個人的レビューを日記代わりに。というのも、早いところ書かないと、中味を忘れちゃいそうなのよね~、この映画。

HEROの監督、スタッフが制作したってことで、まあなんとなく内容の察しはつきましたが。
見て、いろんな意味で想像以上でした。…いえ、想像以上によかったのではなく、想像以上に「その路線」というか。

映像は、さすがにきれいなんですよ~。映画館で見ないとよさがわからないと思います。
ただ、よさがそれだけっつーか。こんなにドキドキもワクワクもしない映画も珍しい。キレイ。ウットリ。…でもそれだけ。多少ストーリーのある「環境映像」って感じなんだなぁ。

なにせ、「3つの愛が仕掛けてくる」とかいうキャッチコピーが大げさすぎる。「謀」などというべきものはなく、「あ、そうだったんだ」程度なのよねぇ。しかも、HEROの時のような壮大さも全くない。男女の単純な三角関係の話じゃん。これは宣伝の失敗かなあ?最初からラブストーリーとして宣伝しておけばいいのに、必要以上に中味がない印象になってしまう。

ただ、チャン・ツィイーは一見の価値アリ。とにかく動きが美しい。この映画はチャン・ツィイーのプロモーション映画なんじゃないかと思うほど、彼女の美しさ、しなやかさを引き出している(もちろん本人も大変だったろうけど)。監督、よっぽど惚れ込んでるんだろうなあ。

早い話が、この映画自体が「チャン・ツィイーを美しく撮るために作った映画」という印象なのだ。シチュエーションもストーリーも、そのためにとってつけた、という感じ。金城武もアンディー・ラウもそれぞれイイ男だけど、彼女の美しさを引き立てるための「相手役」にしかなっていない(ような気がする)。特にアンディー・ラウの役柄は全然描き足りない。単に嫉妬深い男みたいな印象になっちゃってるんだけど、あれでいいのかなあ?「インファナル・アフェア」で見せたようなクールさ、男っぽさが全然ないし、なんだか妙に老けて見えた…(悲)金城武はなかなかセクシーだったし、ああいう優男役はピッタリ。彼は日本の映画じゃないほうがいいのかもね??

それにしても、だ。
HEROで皇帝が、恋愛のもつれで大儀を果たせなかった男女の刺客の話を聞き、「色事で大義を忘れるのは小者のすることだ。だがあの二人は、そのような小者ではないはずだが?」というようなセリフを言うんだけど。

LOVERSの3人に、このセリフを聞かせたいぞ、私は。
…まあ、この映画は、それがメインのストーリーなんだから、それでいいんだけどさ。

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ヴァン・ヘルシング

いやーーー、もう、大ウケでしたよ~、ヴァン・ヘルシング。
予告編を見た以外は何の情報もなく見に行ったんですが、(今回のお目当ては叶京子様似のヒロイン ^^;)予想外に面白くって…というか、おかしくって、といったほうが正しいかなあ。
製作者側の意図がどうだったかは知りませんが、ものすごく豪華なセットで真剣にコメディーをやっているみたいなおかしさ(注:コメディーではありませんが)。映画自体が往年のモンスター映画のパロディー(?)なのね、これ。
そもそも設定自体がナンセンスというかシリアスじゃないというか、最初からニヤニヤしながら見てしまいましたが、これを真剣に見た人は、「ナニ?これ」って感じで拍子抜けするかもしれないなあ…というか、ホントは真剣に見るべき映画なんでしょうか?私がおかしいの??

ストーリーは矛盾だらけだし、展開にも無理があるし、とにかく突っ込みどころ満載なんですが、この映画をそういう目で見てはいけません。とにかく、単純に冒険活劇を楽しみましょう!ストーリーの深みは全くナシ!教訓も示唆もまるでナシ!見ている間は楽しんで、映画館を出て三歩あるいたらみんな忘れる、それでOKという類の映画です。

なにしろ、個々のキャラクターが非常に漫画チックで、わかりやすく立っててイイ。
ヴァン・ヘルシングもまあまあカッコよかったですし、期待のアン女王も強く美しかったですが(ウエスト細ーい!「パール・ハーバー」のバカヒロイン役より1000倍よかった)、なによりドラキュラ伯爵とその奥方たちが最高!意味のないポージングとか、わざとらしい演出とか、もう彼らが出てくるたびにニヤニヤしっぱなし。

とはいっても、オバカ映画ってわけでもないんですよねぇ。モンスター(特に戦いのシーン ^^;)があまりにも漫画っぽいことを除けば、絵や音は素晴らしい。特に音が良かった・・・気がします…いえ、もう、個人的に大ウケだったので、他の人とツボが違っているかもしれませんが(笑)。ただなんにせよ、この映画は、映画館で見なければ。1800円の価値があるかと聞かれると答えに困りますが、興味があれば、レディースデーやレイトショートなどで、ぜひ大スクリーンで見てください。

…ここまで書いて、やっぱりウケ方がちょっとズレているような気がするのですが…
まあ、私は楽しかったから、それでいいってことで。

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華氏911

華氏911見て来ました。
ただし吉祥寺ではなく、なんとお台場で(^^;)
バウスシアター2は小さいので、どうせなら指定席が取れて大きくてきれいな映画館、なおかつ待ち時間がつぶせるところがいいかなーと…。
夏休み期間のお台場は子供や家族連れで大騒ぎでしたが、華氏911は公開初日にもかかわらず、入りは4割にも満たない程度。まあ、この映画を見にわざわざお台場に来る人もあまりいないだろうけど。

映画は…
途中、旦那が寝てました(汗)

まあ、面白かったけど、このドキュメンタリー、特にブッシュや政府高官と石油利権、アフガンからイラク戦争への経緯のあたりで感じる衝撃は、日本人の場合、アメリカ人ほど強くはないんじゃないのかなぁ。というのは、一時集団ヒステリー状態だったアメリカよりもむしろ日本のほうが、この手の情報が行き渡っていた気がするし。ただ、ブッシュ大統領がホントにアホっぽいのには、個人的にはけっこう衝撃を感じたけど(^^;)

ただこの映画、ドキュメンタリーという形は取っていても、明らかにムーア監督の意見を述べるために作られたものであるわけだし(まあ、どんなドキュメンタリーでも多かれ少なかれそうだけど)、ドキュメンタリーといっていいのかどうかも微妙。
この感触に一番近いと思ったのは、ニュースステーション(報道ステーションは見ていない)のVTR。政治家の動向などをコケにし、皮肉たっぷりに紹介する、あのVTRだ。作り方は面白いんだけど、必ずしも客観的な事実だけでなく、作り手がもって行きたい方向に(ある意味無責任に)偏っている。もっとも、この映画自体の偏向度合いは私にはわからないけれど、これを見てそのまま真に受けられるようなタイプの作品ではない(ムーア監督本人も、「この映画を見て、議論をしてほしいのだ」と言っているけど)。
そういうことを承知で見るなら、それなりに面白いんじゃないかなあ。ただ、ドキュメンタリー風に見せるにしてはちょっと長すぎかも。ギリギリまで情報を集めたのか、特に後半がゴタゴタになって、編集しきれなかったような印象もある。

なにより一番思ったのは、これが映画である必要性がないのではないかということ。テレビで十分じゃないのかなあ。(まあ、テレビじゃあ放映できる枠がないんだろうけどね!)

作品の内容は… 見てみるのが一番だと思う。興味があるなら、見る価値は十分にあるんじゃないかな。でも、映画を普通に楽しみたいなら、他の映画のほうがいいかもね?

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感想:ブラザー・フッド

しばらく前にタイトルだけ書いてアップしていなかった「ブラザー・フッド」の超個人的レビューです。本日の日記代わりということで。

=====

「疲れた…」というのが、見終わった後に最初に出た言葉。
なんかもう、疲れちゃったのよ。悪い意味ばかりじゃないんだけど。

韓国が映画産業に力を入れているのがよくわかる。戦闘シーンにどれだけのお金と時間を使ったんだろうなあ。カメラをぶらしてごまかしているように見えるところが多々あったけど。(その点は、何かと比較される「プライベート・ライアン」のほうが効果的だった気がする)

ちょっと強引過ぎる展開もあるし、熱すぎる兄弟愛は、少なくとも現代の日本人にはピンとこないかも。プラス、朝鮮戦争の背景を知っている前提で作られているので、よく知らない人は入り込めないのでは。それでもまあ、泣き所は押さえているし、映画館で見れば、迫力で強引に引き込まれそうな感じ(というか、私はそうだった)。特に、兄弟愛(恋愛ではなく)やお年よりの涙に弱い私は、結構泣けた。

ただ、なーんか中途半端というか、練れてないというか…。もしかして、日本公開用に尺を縮めているのかな、と思ってしまうような「雑」な印象があるのよねぇ。南北に分断された朝鮮半島をあの兄弟を重ねあわせるという意図があるのだと思うけど、もしそうなのだとしたら、そのようには描けてない。韓国の人が見れば、勝手にそう思ってくれるってことなのかな。もともと、ブラザーフッドというタイトルも日本向けのものであって、原題は「太極旗を翻して」というらしいし。前宣伝とイメージがちがうもの、日本での売り込み方にも原因があるのかな。
いずれにしても、朝鮮戦争の「同じ民族同士で殺しあう」という悲劇を描きたいなら、そこをもっとはっきり書けばいいし、戦時下で起こりうる人間の狂気や、その一方の兄弟愛みたいなものを描きたいなら、そっちを重点的に描けばいいし、単に迫力ある戦闘シーンが撮りたいなら、半端な兄弟愛をいれずに、プライベート・ライアンみたいな淡々とした作りのほうがいいし。いやむしろ、悲劇だなんだと騒ぎ立てないプライベート・ライアンのほうが、戦争の理不尽さを描けていると思うのよね。そのどれにもなっていなくて…。

いや、それ以前に、まずエンターテインメント作にしたいのか、戦争の悲劇を伝えたいのか、そのどっちかに絞っとけば?って感じかなあ。靴職人だったはずのお兄さんの超人ぶりがブルース・ウィリスも真っ青で、現実味を思いっきり損ねているのよねぇ。「弾は兄さんだけ避けてはくれないんだ!」なんてセリフがあったけど、「いえいえ、かなり避けてますけど」と突っ込みたくなる。というか、兄弟揃って特別すぎ。

まあ、「とりあえず、世界でも売れそうな映画を目指しました」ってところが本音なんだろうなあ。もちろん、それはそれでいいと思うけどね。

個人的に気になったのが、カットごとの「間」のとりかた。盛り上げるのかな?と思ったところで、突然場面が変わり、全く違うシーンが始まってしまう。こういう手法はうまく使えば面白いけれど、この映画の場合、単に肩すかしをくったように感じてしまう。この違和感はなんなんだろう。旦那も同じように感じたらしいから、私の呼吸の問題だけじゃないと思うんだけど。

そんなわけで、「感動しに行くぞ!泣くぞ!」という心構えをしてからご覧ください。笑いの中に悲しさ描くような、大人の映画が好きな人には、あまりお薦めしません。

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